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帰り道、いつもと変わらない道に風景。
でも、何故だろう…いつもと違う道のように感じる。
ハッっとなって横に目線を向ける。…路地裏?
「可笑しいな、こんな道あったっけか?」
なんかただならぬ雰囲気だな…でも、なんか…
俺は路地裏に足を進めた。
いや勝手に足が動くといったら良いか。
「ちょっ、なんで」
無意識なのか?いや、行ってはならぬと頭では警報なってるし。
にしても暗い…嫌な予感しかしないんだけど。
でも、割かし冷静な俺。
なんでだろうな。好奇心かな。
そう思うと同時に力が抜けて、俺の足に全てを任した。
進むにつれて…
やっぱり変なんだ。可笑しいよ。
路地裏があったとしても、こんなに長い訳がない。
すると、突然。
前方から目を閉じてしまう程の光が…
え?何これヤバい感じ?
眩しい、と目を閉じてしまった。
光に包まれ彼の姿は消えた。
ああ、この路地裏を通らなければ…俺の人生は変わる事はなかったのに。
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