目を開けたら異世界

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髪をなでる風が気持ち良い はたから見れば、慌てろよって感じなんだろうけど… 心を落ち着かせる自然の有り難みを俺は今、感じているんだ!はい、サーセン。 …散策するか。 その前に…、さっきから気配感じるんだ。俺から10mぐらい離れた木の陰あたりから。 どうしたら良いですか。取り敢えず、話しかけてみよう。 あ、前々から気になってた事を聞いてみるか。 「すいませーん。そこの木の陰に居る方!何か用ですか?」 声を少し大きめにして問いかけた。 ガサッ ―すると、木の陰から男が出てきた。 「…つ……った…?…はいた…に…何………だ」 なんか小声で言ってるな。流石に耳が良くても聞こえない。 あ、こっち来た。 失礼だから寝っ転がってる状態から、起きて座る。 え?あぁ、寝っ転がりながら喋ってました。 「あのー……っ!?」 ここは何処ですか?って言う前に俺の体が倒された… あと、2mってところで男が急に俺を押し倒してきたのだ。 え…?何故?
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