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「全員、男なんだ」
…………え?
「だから、必然的に恋愛も男同士ということになるな」
「全員って…女の子が居ないってこと…?皆、男でゲイってこと…?」
「そうだ」
ちょっ…!待ってよ…はぁ!?
いやいやいやいや!!マジ勘弁!そんな新事実いらない!てか、そんなあっさり言うことじゃねぇから!…あ、ってことは
「黒谷も…」
「さっきアピールしたはずだが」
…嘘だと言ってくれ!そんなドヤ顔求めてないから!
「隆也は注意した方が良いぞ」
「は?何故に」
「中性的な顔立ちで可愛いと綺麗系だから、狙われるぞ」
やめてくれ。ほんとに。
「反応からして
…隆也、人間だろ?」
「…うん」
「異世界からの客は隆也が初めてだ。しかし…不可能な筈なんだが、どうやって来たんだ?」
あ、俺が初めて。
しかも、有り得ないこと起きちゃった。そりゃあそうか…
「そう言われても…路地裏の奥に進んだら光に包まれて…気付いたら此処に」
「…不思議なこともあるもんなんだな。俺は嬉しい、隆也に逢えて」
黙れ変態。変態はスルーして
「黒谷は何の擬人化なんだよ」
「俺、シャーペン」
シャーペンって…日常で使ってますね、はい。ん?待てよ。黒谷 慎…黒い芯…?考え過ぎか。
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