始まりは突然現る

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俺の学力は普通ってとこだが、春樹と裕は上位ってとこだから正直ムカつく。藍は…うん馬鹿。 だってさ、授業中寝てたり、サボってたりしてんのに…世の中は不平等だ! 俺に取り柄と言えば…反射神経が良いとか足が普通の人より速いぐらいしかないのに。 何でも出来るとか爆発しろ。 「隆也、帰るぞ」 「え?あ、放課後か…分かった」 時間とは早い。 いつの間にか放課後だ。 「んでも、部活は?」 「今日は…」 春樹はバスケ部だったりする。俺は帰宅部な。 「おい、島谷!サボるなよ!」 廊下からバスケ部の部長が叫ぶ。春樹は嫌そうな顔。 「行ってこいよ春樹」 「……あぁ悪い」 何故謝る。部活行くのは当たり前だろー?と顔で言う。 「じゃあな、また明日」 「気を付けてな」 春樹が教室から出ていくのを見て、よし、帰ろうとしたら裕が引っ付いてきた。 「たかちゃーん」 「裕…離れろって、藍」 「はいよ」 運良く藍が教室に居たから助けを求めたら、裕が消えた。 「いたぃ…」 良く見たら床で寝てる。
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