学校崩壊のピンチです

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見覚えのある…いやいつも見ている顔だ。 「西木戸先生…」 そこに立っていたのは担任の教師である。 (やばい…魅雨の正体がバレた!) 思いもよらないことにそうたは焦りを隠せない。 「気にしなくて大丈夫よ」 西木戸先生はそういいそうたの前まで歩いてくる。 「でもびっくりしたわ。まさか日野君が魔物とのハーフだったなんてね」 「何で先生は――」 「私、教師だけど本当は対魔師なのよ」 そういったときにはそうたはコンクリートの床に蹴り倒されていた。 「先生何を――!?」 「魔物は不浄の存在。異世界からこの世界に魔物が来るのは初めてじゃないわ。私は魔物がこの世界にくる度に生徒を魔物から守るために戦って来たのよ」 だから魔物であるあなたも退治する、と西木戸はいいそうたの額に一枚の札を貼った。 「覇――!!」 だが何も起こらない。 「あ、あれ?」 西木戸はあわてふためく。「なんで――? あなた魔物でしょう!?」 そうたは気まずそうに言った。 「あの俺、なんか異世界の勇者の血を引いているとかそういうのみたいです、はい」 「は――!? え、なんで勇者と魔物の間に子供が出来るの!? えぇ! 嘘でしょ! ありえないでしょ!」
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