出会い

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優「中村直也さんですよね?私は大田優奈です。」 直「はい。あなたの事は、色々なとこで見ますよ。」 優「そうですか、ありがとうございます。それより、先生から大体の話しは聞いてもらったかと思うんですか、是非私のマネージャーになってもらいたいです。」 マネージャー?マネージャーなんて話し聞いてないぞ?そう思い、先生を見ると、明らかに俺が視線を送ったあとに目線をずらしていた。 先生は、俺に一番大事なことを告げていなかった。俺にとってサポートとは、悩みを聞いたり、相談に乗ったりするだけで特別会ったりする必要もないと思っていた。 優「中村さん、どうかしましたか?」 直「いえ、なんでもないです。」 先生をみると、少し笑っているようにも見えた。この瞬間、これは先生の確信犯的なことだと悟った。 優「それで、どうですか?」 反則的だった。無意識かどうかわからないが、ただでさえ可愛いのに上目遣いで頼んできた。こんなことをされて、断れる人間はいるだろうかと完全に正常な判断ができなくなっていた。 直「えっと、それは反則です。」 優「えっ?どういう意味ですか?」 秋「プッ(笑)優奈、それはOKという意味だよきっと。」 優「そうなんですか?」 直「…はい。」 こうして、最終的には彼女の笑顔にやられてしまったが、俺はマネージャーをすることとなった。
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