出会い

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秋「じゃあ、車で送るから優奈は先に下に行ってて。」 優「は~い。」 優奈さんは、笑顔で車に向かっていった。 直「あの、優奈さんは本当に悩んでるんでしょうか?俺にはそういう風には見えなかったんで。」 秋「まぁ、彼女も無理してるからね。それより悪かったね、君を騙す感じにしてしまって。」 直「まぁ、なんか試されてる感じはしましたけどいいですよ。でも、不安はありますけどね。やったことのないことですし、これから何をするのか見当もつきませんからね。」 秋「それはゆっくりと教えていくつもりだから。」 直「そうですか。それに感謝もしてるんです。」 秋「感謝?」 直「はい。俺は今、大学に通ってるんですけど、正直にいうと何の為に行ってるのかわからなかったんです。だから俺自身、変わるきっかけが欲しかったのかもしれません。」 秋「あの大学に通ってて?」 直「まぁ、親に言われて入った大学ですからね。とりあえず大学は休学します。状況次第ではやめようと思ってます。大学に通いながらできる仕事でもないと思いますので。」 秋「まぁ、そういってもらえると、こちら側は助かるんだけどね。」 直「それで、何の話しですか?俺を残したのは理由があるんですよね?」 先生は、机の引き出しをあけ1枚の紙をだした。
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