新居へ

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車の中には、優奈さんが座っていた。先生との話しは結構長かったのに、なぜ彼女がいるんだろう?と思ったが、とりあえず運転手に行き先を告げた。 直「じゃあ、先に僕の家にお願いします。」 そういうと、運転手は返事だけし、車を発進させた。 優「遅かったね、直也。何か大事な話しでもしてたの?」 いきなり呼び捨てですか。かなりフレンドリーな人だな。 直「まぁ、そんなところです。それより、なんで優奈さんが乗ってるんですか?」 優「えっ、私に歩いて帰れって事?」 直「いえ、違う車で先に帰ったかと思っていましたよ。」 優「同じとこ向かうんだし、一緒に行ったほうがいいでしょ?」 直「同じとこ?」 優「聞いてないの?直也の引っ越し先、私の隣の部屋だよ。ちなみに、同じマンションに他のメンバーも何人か住んでるから今度紹介するね。」 直「はぁ、そうですか。なんか今日は驚きっぱなしで、驚くのにも慣れてきましたよ。」 優「1つ気になってたんだけどいいかな?」 直「はい?」
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