新居へ

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運「着きました。」 運転手は、ドアを開けてくれた。 着いてマンションを見てみると、俺が住んでいるアパートとは明らかに違っていた。 運「中村様、これを。」 直「これは?」 手渡されたのは、今乗ってきた車の鍵だった。 運「明日から、この車を移動車として使って下さい。それから、これはこれから必要な時に使って下さいとのことです。」 そういって、渡された茶封筒には十枚の万札が入っていた。 運「では、明日からよろしくお願いします。」 そういって、運転手は一礼し歩いて帰っていった。 優「終わった?」 どうやら、俺と運転手の話しが終わるのを待っていたようだった。 直「終わったよ。」 優「じゃあ、これ。」 手渡されたのは、部屋の鍵だった。 直「ん?2つあるけど、これ種類が違うんじゃないかな?」 優「1つが直也ので、もう1つが私のだけど。私も直也の鍵持ってるから大丈夫だよ。それに明日から、朝とか起こしてくれるなら必要でしょ?私、電話とかじゃあんまり起きないみたいだから。」 優奈は笑顔で、当たり前のように言ってきた。 直「まぁ、それなら仕方ないか。でも、俺の部屋の鍵は優奈には必要ないんじゃないかな?」 優「まぁ、細かいことは気にしない。それじゃあ、今日は遅いから寝るね。明日は、朝7時くらいに起こしてね。」 直「わかったよ、おやすみ。」 優「おやすみ。」
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