仕事初日?

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朝起きると、何やら台所のほうから音が鳴っていた。一瞬、泥棒かとも思ったが、セキュリティが万全のこのマンションでそれはないだろうと思いつつ、恐る恐る覗いてみた。 優「早いね、起きた?おはよう。」 直「え~、何してるのかな?」 優「朝食を作ってるけど?」 直「だから、そういうことじゃなくて。なんで、俺の部屋に来てるのかな?」 優「今日は、直也の初日だから特別に朝食を作ってあげようかなと思って早起きしたんだよ。」 直「はぁ、優奈がいいならいいけど、そんなことしてたら仕事に影響してもしらないぞ。」 優「それは大丈夫。今日オフだから。」 直「えっ?だって、昨日起こしてって頼まれたけど?」 優「うん。今日は直也に色々付き合ってもらおうと思って、先生に直也にマネージャーのことを頼んだ次の日は休みにしてもらったんだ。」 直「俺が断ってたらどうするともりだったのさ。」 優「一人で泣いてたかな(笑)まぁ、今日は直也のマネージャー就任のお祝いだと思ってさ。」 直「で、予定はあるの?優奈はもう着替えもメイクもバッチリっぽいけど。」 優「午後からは一応あるけど、午前中はゆっくり話しでもしようかなと思って。」 直「それにしても早すぎないかい?まだ7時前だよ。」 優「だから、朝食取りながら話そうかなと思って。昨日のことも話してないし、直也のことも知りたいし。」 直「そうだね、今日は1日優奈様に従いますよ。」 優「何それ(笑)まぁ、シャワーにでも入ってきなよ、その間に朝食の用意しておくから。」 直「じゃあ、お願いします。」
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