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何故
何故俺は、ここにいる……?
あれは……真理……!?
そう……俺の母親になるべき女……!彼女を護るのは俺のはず……!!
なのに……何故だ……!?
何故、あの男が……乾巧が……真理の隣にいる……!?
真理の隣に立つべきは俺なんだ
俺のはずなんだ
やめてくれ
俺から光を奪わないでくれ
俺の光は真理だけなんだ
俺から光を奪う奴は許さない
乾巧……お前はいつもいつも邪魔ばかり……
「乾…………巧ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィイ!!!!!!」
突如、アークオルフェノクの目が金色に輝くと共に、咆哮をあげる。
その声は、その場にいた巧、真理、啓太郎、三原にはとても聞き覚えのある声。馴染みのある響きだった。
「そんな……まさか……!!」
「嘘……嘘よ……だって、だってあの時……!!」
「お前……草加か……?」
「うォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
巧の問いに答えることなく、ファイズに猛スピードで突進していき、そのタックルはファイズの腹部を強烈に射抜く。
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