『人』の心

1/2
前へ
/64ページ
次へ

『人』の心

場所 『不明』 日時 『不明』 『人の心』 燃え盛る炎の中で俺は『人』の首を絞めつけていた 「貴様は…人を殺す事は…出来ないよな… …何とか言えよ…兄弟…」 俺は手の力をきつくした 当たり前に相手も苦しむ 「殺すのか!…俺は『人』だぜ!『機械』は人を傷つける事は出来ねぇよな!命令だシロー!『手を離せ』!」 俺は手を緩めない そして微動だにしない 相手の顔色が変わった 「まさか…貴様!完成させたのか!」 俺は力いっぱい握り絞めた 首の『パーツ』が破壊される音が聞こえる 「これで…『the End』だな…兄さん…」 俺は動かなくなった『それ』を捨て 炎の燃え盛る建物から出た 建物を出ると組織の放った敵がウジャウジャといた
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加