『蛹』

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場所 『比佐街高校 2階廊下』 日時 『12月7日16時40分』 『佐倉 一の苦労』 「ったくあの堅物が!」 俺は自分のクラス展示の場所に行くまでブツブツと言っていた 理由は簡単 この前の喧嘩の件だ 俺は悪くない 後輩が他校生にイジメられている事を知って 助けてあげたのだ まあ…暴力で解決したのが悪かったな…今回は… そこは認める けれど姉貴の態度が気にくわない こっちにはちゃんとした理由があんのによ… そんな事をブツブツ言ってると クラス展示の場所に着いた 「ただいま~」 俺の帰りを待ってたかの様に数人が近づいて来た 「ハジメ~大丈夫だったか?心配したんだぜ」 友人がが笑いながら聞いてきた 「わりぃな…心配かけちまって…」 すると他の友人がが上から目線で言ってきた 「全く君って奴は… 意外と心配したんだぞ で…今回はどんな罰をうけたんだ?」 俺は反省文の紙をヒラヒラと扇ぐ様に見せた
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