『蛹』

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彼こそが「オイチャン」こと「瀬川 晃(せがわ あきら)」だ 今は亡き両親の昔からの知り合いで 小さな街工場をやっている人だ とても優しくかなり図体がデカイ まるで熊だ ちなみに「オイチャン」と言う呼び方は私が付けた(昔はオジチャンだったが訛ってオイチャンになった) 「んで?今日はどうしたんだ?ヨウチャン」 「そうそう…オイチャンの店の外にコレ貼って」 オイチャンは今も劣れてない太い腕で私の持ってた紙を受け取った 「ほぉ…文化祭か…いいぞ…貼ってやるよ」 オイチャンはポスターをまじまじと見ている間私はソファーに座りテレビを見ていた
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