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「いやいやいや!?佐々木小次郎って男でしょ!?何でこんなオカンになってるの!?」
「はぁ~、コーちゃんは元から女ですよ?よくあるでしょ?三国志の武将が女だったり、戦国時代の武将が女だったり。あ~、死ね種馬主人公(笑)。」
「いやそれフィクションだから!?いやこれもフィクションだけど!?」
「透さん、何言ってるんですか?」
「いや、言わなきゃいけない気がして…………」
特に画面の前の皆とかに…………
「それでミカエル、私の主になる男はそいつかい?」
「ええ、そこのウルフヘアーを直したらヘッドホンしか特徴がないオタクがそうですよ。」
「上等だ。ちょっと表でろや。その真っ白な翼、螺子切ってやるよ。」
「ふぅ~ん、そいつねぇ~………」
ズイッと体を乗り出し俺をまたまじまじと見てくる佐々木小次郎ことコーちゃん。
う…………女に、それも美人に見られるとなんか緊張する…………
「あらよっと。」
「ッ!?」
突如、コーちゃんは背中の物干し竿を抜き取り抜刀で俺に振り下ろしてきた。
俺は瞬時に干将・莫耶を取り出しクロスしてそれを受け止める。
甲高い金属の音と共に襲ってくる腕に来る重み。
うぉぉおお!!?
こ、こいつ本当に女か!?
「反応はまぁまぁか。じゃあこれはどうかな!?」
そのまま俺を弾き飛ばし、約2メートルの物干し竿のリーチを武器に俺に迫ってくる。
「そらそらそらそら!!」
「うおとととととぉぉお!!?」
一振りで音速を超える斬撃を危なげながらも両手を振りまくり何とか防いでいる。
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