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「おーおー、いい具合に士気が高くなったな。じゃあ、このコインを投げて落ちたらスタートな。」
先生はポケットからコインを取り出しコイントスでコインを上に上げる。
皆はそれぞれ自分の魔武器を構える。
コインは重力に従い地面に落ち、キンッ、と音を鳴らした。
辺りに響く武器と武器がぶつかり合う音。
能力を駆使し相手に一撃を与える者。
攻撃が当たり吹き飛ぶ者。
そして、俺は…………
「バイバイキーン!」
全力で逃げました。
え?正々堂々?
ナニソレ?化石燃料?
いやだって、優勝にも興味ないし戦うの面倒臭いんだもん♪
そこら辺の木に登ってヘッドホンで音楽聞く方が楽しいし。
「透!勝負「だがしかし断る!」ブハァ!?」
何やら主人公(笑)が立ち塞がっていたが顔面キックをお見舞いしました。
後ろの方ではハーレム共がギャーギャー騒いでいるが僕は悪くないwwww
だだっ広いグランドをひたすら走りグランドを囲むように並んでいる木の一つに辿り着いた。
よし、んじゃあ登るとするか。
……………ん?
背後から殺意!?
瞬時に足を屈めて頭を下げる。
俺の頭があった所に一閃が走り木が斬り倒された。
「何をしているのですか?」
「ら、ラミア?」
恐る恐る後ろを振り向くと魔武器を俺の首筋に当てているラミアさんが。
「あ、俺を追いかけてくるって事は俺にその気があるんじゃぁ………」
「へし折るぞ」
「サーセンッしたッッッ!!!」
必殺DO☆GE☆ZA☆!!
「はぁ~、私は貴方と戦いたいから貴方を追ったのです。ついでに言うと優勝の景品もいりませんから」
「え?あの景品の主人公(笑)はいらないの?」
「あんな力に振り回される軟弱な男なんかいりません」
おふwwww酷い言われようwwww
だがしかし確かに的を得ているな。
あいつ多分ろくに訓練なんかしてないし、訓練してたとしたらさっきの俺の蹴りなんか容易く避けるだろうしな。
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