脇役だけど最強だったら関係ないよねっ!

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あの後、俺がそこら辺でブラブラして適当に降参した。 結局、優勝商品を手にしたのはあの主人公(笑)だった。 どうやら蹴りが甘かったみたいだがハーレムメンバーに詰め寄られボコボコにされていた。 ザマァwwww 学校も終わり放課後。 主人公(笑)に見つかる前にさっさと寮に戻っていた。 「……………ん?」 帰り道の途中には少し広い公園みたいな所がある。 と言っても誰も使いはしないが。 俺も見向きもしないがそんな公園の端に一人の姿を見つけた。 「………ラミナか?」 深い青のポニーテールの髪。 俺の知り合いの中で該当するのは彼女だけだ。 ラミナは俺に背を向けひたすら剣を振るっていた。 練習してるのは分かるが…………あれはやたらイライラしてるな。 こんな世界に来てからか、体を鍛えるようになってから相手の動きで何となく感情が分かる気がしてきた。 ラミナの素振りは力任せに振っておるだけだ。 これは少しアドバイスでもしますか。 「おーいラミナ~!」 ラミナがこちらを確認。 俺を確認すると嫌な顔をして直ぐに練習再開。 シバクゾオラァ。 「ラミナ~」 「………………」 「ラミナ~」 「………………」 「ラミナ~」 「………………」 「貧乳~」 「お手洗いはすませましたか?神様にお祈りしましたか?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?」 「すみませんすみませんすみませんすみませんすみません調子乗りすぎました調子乗りすぎました調子乗りすぎました」 5メートルは離れているであろう距離から一瞬で詰め寄られ胸倉を掴まれ持ち上げられました。 「何しに来たんですか?こっちは忙しいんですが?」 「そういう話をする前はまず俺を下ろすべきだと俺は思うんですが?」 「ケッ」 ラミナは渋々と言った感じで胸倉を離す。 勿論落ちた俺は尻餅をつきました。 何か腹立つなこのヤロー。
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