脇役だけど最強だったら関係ないよねっ!

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「うーし、魔武器の生成が終わった奴ら集合~。」 いつの間に起きていたのか先生の横の地面には幾何学模様の魔法陣が幾つか並んでいた。 「この魔法陣に魔力流したら召喚獣が出てくるが稀に勝負を挑んでくる召喚獣がいるからそん時は間髪入れずに逃げろよ~。」 先生はそれだけ言うとまた木に持たれかかって寝た。 本当に教師かお前。 とりあえず皆は魔法陣に群がり次々と召していく。 トカゲに猫にカエルにサンショウウオにサンショウウオにサンショウウオにサンショウウオにサンショウウオに……………………サンショウウオ、多っ!!? 何でそんなマイナーなものばかり出てくるの!? 「何しているのですか?早く召喚しに行きましょう。」 「あり?これって班でするの?」 「あなたがボーッとつっ立っていて邪魔なんですけど?バカなの?死ぬの?」 「そこまで言うんですか!?つーか、何でその言葉知ってんの!?」 この人本当は地球出身じゃね!? ラミナさんに背中を押されて列に並ばされた。 人数が少なかったか直ぐに俺の番。 サンショウウオ出したらどうしよ………… チラッと横を見ると主人公(笑)は綺麗な美女と一緒にいた。 あれは属性神とかって奴か。 本当にあいつって主人公らしいね。 いかんいかん、俺もさっさとやるか。 「うーし、試験召喚獣(サモン)!!」 言う必要ないんだけどねwwww 周りの皆と同じように魔法陣は光だし、そのまま俺の意識はなくなった。 「知らない天井…………って天井ないな。つーかこのネタ大分使われてるし。」 起き上がると真っ黒な空間。 どうやら逆に呼び出されたみたいだな。 それにしても黒いな。 ………………………………… 「まっくろくろすけ出ておいで~~!!!」 「出るわけないでしょ。」 振り向くと後ろに煎餅を齧り雑誌を見ながら呟くミカエルさん。
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