序章:きっかけ

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な、何よコレ・・・ おかしいにもほどがあるでしょ!! 怪奇現象? 「ふーむ。あなたは、火を操る武器を創造できるようですね。あ、コレ捨てちゃダメですよ? 下手したら、喰われるんで。クスッ。ちなみに、夜風さんは、夢が長かったので、『脱獄囚』の末路を見せたら、即答してくださったので、はれて我らの仲間となりました。選択権は、あなたに委ねられました。 ま、せいぜいゆっくり悩むことですね。クスッ。」 と言い、尊は消えた。 何者なの…? 夜風は選んだっていうの…? コレに喰われる… 持っとけっていうの? …ってか…もうこんな時間!? 遅刻しちゃう!! 私は、さっきまで赤く光っていた漆黒の玉をハンカチで包み、カバンにしまって学校へ走った。 もし この世の全てのモノに運命(さだめ)があるとしたら 何がそれを運命(さだめ)とするのであろうか 刻を持つモノ達は それに抗い生きている
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