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「そうですね。土方くんがすでに調べているでしょうが、その中に佐内さんでなければ分からないようなものがあったのでしょうし」
「ちっ。その通りだよ山南さん。俺にも山崎にもわからねぇもんばっかりだったぜ」
やはりそうでしたか。
そうでなければあの土方さんが荷物を本人に返すわけないでしょうし、そもそもこの場に持ってきたりもしないですよね。
「ではそれを渡してもらってもいいでしょうか?自分でも確認したいので」
「あぁ、だが怪しい真似をしたら」
「うるさいなわかってますよ。お好きなようにしてくださいな。ま、こんなに怪我をしている私がなにかできるって思ってるのかよ馬鹿じゃない?って私は思っていますけど」
あれ?
佐内さんって結構キツイ性格の方なのでしょうか。
持っていた荷物を渡そうとした土方さんが固まってます。
そしてそんな土方さんを放って荷物を奪った佐内さんは山南さんとなにやら話しています。
一人は寂しいので山南さんたちの話に混ざりましょうか。
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