序章

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「ッきゃああぁああぁぁぁぁ!」 寒冷期の肌寒い夕暮れ時、メゼポルタの大広間では猟団が日頃の狩りの報告や情報交換を行い、交流を深めている。 酒場では煙草と酒、様々なモンスターの素材や特産品を用いた料理等が人気を呼び、常に賑わいを見せている。 そんないつも通りのメゼポルタ広場に、耳を劈く様な悲鳴が響き渡った。 悲鳴が聞こえたのは広場の北に位置するクエスト出発口の方からで、ちょうど俺は側にある武具の取り扱いをしている工房から出て来た所で、目の前の状況に目を疑った。
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