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非日常的な世界で、読者が十分に入り込める作品が作れたら、それは間違いなくベストなのですが、これは大変な力量が要求され、プロにも難しい難題です。
したがって、基本的には非日常と日常のバランスをとりながら舞台設定をすることになります。
読者がイメージし、入り込みやすい世界を作るのが難しいわけなので、基本的には日常的な世界の中に非日常的な要素を入れて物語の種を仕込むという調整の仕方をするのがやりやすいと思われます。
日常の中に、スパイス程度の非日常を入れることで、読者が入り込みやすくてかつ魅力的な物語の匂いを感じさせる舞台を作ることができるのです。
より実践的な話をしましょうか。
日本の若い読者にむけて作品を書くのであれば、現代日本の学校というのがもっとも誰にでもイメージしやすい舞台設定です。
ここに何か非日常的な要素を入れてみてください。
たとえば、こじれた恋愛関係があるとか、伝統武術が必修科目にはいっているとか、教師が全員ロボットであるとか、校舎が変形合体するとか。
非日常のさじ加減一つで、読者が入り込みやすいいろいろな物語を作ることができます。
初心者の方には、まずはここから舞台を考えてみることをオススメします。
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