191人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
「西島くーん!」
日高と約束をした3日後
俺は伊藤さんを呼び出していた
「わざわざこんなところでなに?」
少し笑いながら尋ねる伊藤さん
まぁ確かに
俺が呼び出したのは校舎裏
俺達が初めて出会った焼却炉前
めったに人は来ないし、
俺にとっちゃ運命の場所だから
ここにした
「ごめんね、急に」
「大丈夫だよ」
微笑む彼女に胸がしめつけられる
…別に悲しいことなんてないのに
「話って?」
「俺、伊藤さんのこと好き」
最初のコメントを投稿しよう!