初めてキミを見た日

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「歌、うまいんだね」 いつのまにか降りてきていた伊藤さん 優しく微笑みながら俺に話しかける 「…いや、そんなことないと思います」 「なんで敬語なの?同い年じゃない」 あははっ、と笑う彼女は 天使のようだ …いや、マジで。大げさじゃないから …天使見たことないけど 「…どうして俺の名前知ってるの?」 「有名だからかな、西島くん」 「俺が有名?」 …何かしでかしたっけ? 「うん、皆カッコいいってね」 にこにこしながら話す伊藤さんは 雰囲気までなんだかとても可愛いらしい 「それは伊藤さんでしょ?」 「あ、私の名前知ってくれてるんだっ」 「まぁ皆知ってるよ」 「なんか照れちゃうなぁ」 顔をほんのり赤く染めて 照れくさそうに笑う …ホント可愛いなこの人 いつも男共の話でしか聞いたことなかったから まさか今、目の前で2人で喋れるとは 夢のようだ アイツらに殺されそ~っ(笑) 「西島くん?」 「あっ、ゴメン」 「んーんっ」 ニコッと笑う伊藤さんを見て 思わず顔が赤くなる やっぱ生は可愛さ倍増だな、
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