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で、今、船に乗り込んだ。
……ゆっくりと、ニヒレラの地が遠くなる。寂しさと、これから始まる新生活への期待とか…色々だ。
「―――頑張るぞ!」
「ええ、一緒に頑張りましょうね!」
「おう!……おう?
…………おうー!?」
誰だ返事した奴!?
そう思いながらゆっくり振り返ると、そこには奴がいた。
「お父様に頼んで私もアロリウと一緒に行けることになったの。頑張ろうね!!」
さしずめ私はアロリウが無茶しないように監視役かな?と可愛らしく小首をかしげているのは……ユニスだった。
「い、嫌ァあァァああァァっァァァあああぁっぁああああッ!!!」
俺の脳内では、これから始まる非リア充生活の色が一段と濃くなっていた。
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