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「……あなたももう18歳になったわけだけど、勉学はどう?進んでる?」
「まぁ、ボチボチ。……え?そんなこと訊きたくてわざわざ呼んだの?もー、いくら魔王様だからって気軽に呼びすぎ。めんどいじゃん、俺が。」
あらあら、と魔王様は眉間にしわを寄せながら笑った。
まぁ、最近は目じりの小じわとかも目立ってきt
ガスッ
……俺の立ってるちょっと後ろに魔王様の愛用してる羽ペンが突き刺さっていた。
え?羽ペンって普通に投げただけじゃこんな風に刺さらないよね!?心なしか、羽ペンの刺さった床から煙も出てるんですけど!
「…何か、よからぬこと、考えてなかった?」
「いえ、何でも。」
心を読まないでください。
「―――…はぁ。…まったく、どんな教育をしたらそんな性格になるの、あなたは。」
「どんな教育って…。……親の顔が見たいって言うなら、鏡をお持ちしますが。」
「…結構よ。またあなたは小じわがどう、とかよからぬことを考えそうだから。」
ちょっとwww小じわがどう、とか考えていたことまで正確に見抜かないでよwww
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