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学校ではボクは、魔力があるだけのただの子供だった。
ろくに勉強もしないで飛び級させられたため魔法なんてほとんど使えない。ちゃんとした魔法は、せいぜい初級魔法程度だ。
そのため、いじめに対してされるがままただ我慢するしかなかった。
座学では勿論着いていけるはずもなく、実技では魔法の的にされるのが当たり前だった。
教師もそれを黙認していた。
飛び級するボクが嫌いだったのだろう。
家に帰る。学校で傷だらけになりボロボロの制服の"ボク"の後ろ姿、それをみつめるボクは泣いていた。
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