ボクは、

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しかしその行動が読まれていたのだろう。 前方には騎士が道を塞いでいた。 「しまった…」 後ろを振り向くと、騎士たちが人を押しのけてこちらに向かってきていた。 ボクと騎士たちの間に人がよけて出来た道があった。 いつしか、ボクの周りの人までボクから離れていき、それに気づかず孤立していた。 完全に逃げ遅れたのだ。 ボクは上空から"ボク"を見下ろす。 ズキッ…ズキズキ 「くっ…」 「なんだ、この光景を…ボクは知っているのか…?」
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