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立ち止まる。
顔を上げると豪勢な玉座に王が、その隣には王妃がいた。
王が口を開く。
「お前には期待しておった。このようなことになってしまい、誠に残念でならない。」
「お前は人を殺してしまったのだ。」
王の言葉がボクに重くのしかかる。
「お前の力は強大だ。後のわが国には必要な力なのかもしれん。」
「しかし、そのために今お前を生かしておくのは危険すぎる。」
「よってお前に処罰を言い渡す。明日の午後、某広場にて斬首の刑に処す。」
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