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ボクは光輝く柱の上にいた。
しかし、その柱にはいたるところに欠けている跡がある。
「何なんだよ、これ。」
不意に頭に声が響く。
「"それ"はお前の"心"だ。」
「えっ?」
辺りを見回しても、声の主は見当たらない。
「誰だ!それに心ってどうゆうことだよ!?ここはなんなんだ!?」
「ここは、生と死の狭間の世界さしずめ"審判の幽界"と言ったところか。」
「私は生と死、果ては輪廻の理を司る神、オシリス。」
「その柱はお前の心を表し、今のそれは、お前の心が酷く欠落していることを示す。」
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