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ボクはまだ体に不釣り合いなその刀を鞘から抜き放とうとする。
……?
「抜けない。」
ボクが刀を抜くため奮闘している中、神が言う。
コンパク
「その刀の銘は"魂魄刀"。魂の力に反応する刀だ。必要な時がくれば抜くことも出来よう。」
「必ずや主の果たそうとすることに役立つであろう。」
「そろそろお主をあちらに戻そう。準備はよいな?」
「うん、ありがとう。行ってくるよ。」
「では、さらばだ。よいか?十二年だぞ?十二年の内に事を成すのだ。」
ボクの意識はその言葉を聞き遠のいた。
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