beaming daily

5/18
前へ
/49ページ
次へ
しかしウルフに気づかれてしまった。 ウルフは口許を歪ませた。 ボクにはウルフが目の前の獲物をみて笑ったように見えたのだ。 ウルフはゆっくり近づいてくる。子供相手だから余裕だと言わんばかりに悠々と近づいてくるのだ。 「あ…あぁ」 喉がかすれてうまく声を出せない。これでは助けを呼ぶのは無理だろう。最も、こんな森の中に助けてくれる人などいないだろうが。 ウルフが前足を振りかぶる。
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加