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7歳の頃だ、
ボクは魔法学校に通わされ、わけもわからず魔力量だけで飛び級を繰り返させられた。
もちろん知識が伴わないため飛び級などさせられたら周りに着いていけるはずなどなかった。学校では「魔力量だけの落ちこぼれ」と言われ常に一人だった。
ある日そのことを両親に相談してみた。
しかし話を聴くだけで取り合ってくれなかった。
今思えば、両親はボクが学校へ行かないことによる爵位の剥奪を恐れていたのだろう。
そんな毎日が嫌になり、ボクは家から逃げ出した。
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