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しかし、ボクが逃げ出したことによって国が動き出した。
王宮騎士たちに護衛され、ボクと面識のある国のお偉いさんが捜索に出てきたのだ。
そんなことになれば子供一人のかくれんぼなんてすぐに終わってしまう。
狭い路地裏で発見された。ボクは人が大勢いる街の広場に紛れ込んだ。だが騎士たちが市民を遠ざけボクは孤立した。
ボクに手を差し伸べてくる。
「さあ、バカなことはやめてまた学校へ行くんだ。そして国のために立派な大人になるんだ。」
バカナコト?
あの苦しみがアンタにはわかるのか?学校では邪魔者扱いされ、血の繋がった両親にさえ助けてもらえない。
モウイヤダ…モウ…
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