パズドラワールド

10/26
前へ
/114ページ
次へ
竜騎士は剣を刃のない部分を両手で握り、スサノオの一撃をしっかりと防ぐと、そのまま渾身の力を込めて押し返した。 「くっ……!」 連撃で体力を失っていたスサノオが体をよろめかせ、すぐに体制を立て直した時だ。 スサノオは自分の目を疑った。 目の前に、竜騎士がいない。 「馬鹿な……!?」 先ほどまで目の前にいたはずの竜騎士。辺りを見渡す。竜騎士の姿は見えない。 「一体どこに…………」 そう言って自分の足元を見た。すると、自分の影が肥大化していた。
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加