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「!?」
竜騎士が武器を構え直す前に、スサノオは間合いを一気に詰め、右手で肩にかかっている剣の柄を握りしめた。剣が引き抜かれると鞘との摩擦で火花が散り、その様からかなりのスピードが出ていることが傍目からも伺える。
(こ、こいつ!)
竜騎士はスサノオから放たれる初めての剣撃を竜騎士はギリギリのところで自分の剣で受け止める。その一撃は重く、スサノオの体格以上のものが剣の重圧に含まれていた。
(ぐうう、強い……)
竜騎士は思わずそう呟きそうになるのを抑え、スサノオから後ろ跳びで距離をとった。だが、スサノオは今の好機を逃さなぬべく、すぐさまその軌跡をたどり、連撃を加えてくる。丁々発止に繰り出される巧みな剣捌きを竜騎士はただただ槍のように細長い剣で盾のように防ぐしかなかった。
(これを狙っていたのか……!)
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