6人が本棚に入れています
本棚に追加
《井戸の茶碗(弐)》
『仏像は買ったが中の小判まで買った覚えはない』
◆仏像を売っていた屑屋を探す佐久佐衛門。
「おい屑屋、かぶりをとって顔を見せろ。ん?面もとれと言っているだろう。ん?それが顔か」
などとやりながら屑屋を探すが、見つからない。
◇腹隠り(仏像の中に仏像が入っている、ありがたいもの)の場面がなぜか好きであります。
窓辺から往来の屑屋を見改めるところが笑い所か。
茶碗を鑑定するところで、鑑定士の名前が中島誠之…である確率が高いのも最近の傾向(らしい)。
最初のコメントを投稿しよう!