一楽章 新しい風
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途端にどよめきが沸き起こる。 「誓音ちゃん…マジでそこに入るつもり!?」 「なにか、問題でも?」 「問題もなにも…あそこは………」 急に押し黙るクラスメート。だが、誓音は既に調査済みらしかった。 「下手くそ、なんですよね。」 周りのクラスメートに笑いかけながら、誓音は言った。 「だからこそ、わざわざここにしたんです。吹奏楽部を変えたくて。」
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