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「簡単なことですよー
深夜二時くらいに寮内の監視カメラをハッキングして、脱走ルートを使えば誰の目にもとまりません
別に悪いことはしていませんから安心してください
まぁ、時々……見回りの生徒とか肝試しみたいなことしてる生徒がいたりするから捕まえて実験台にしたりしますがね」
「……最後のは聞かなかったことにするよ。」
えー、つまんないのー
俺かまってちゃんだからツッコミが欲しかったのにーブーブー
「まぁ、実験台にしても殺すようなことはしてませんし、ちょっと試作品を飲んでもらっているだけなので大丈夫です」
効果も長くて一カ月できれますしねっと言うと、先生がホッと息をついた。なんだい、俺が人を殺めてしまう人間に見えるのかい?
シャラップ!
「君は……実験が好きなの?」
「んっと、…まぁはい。そうですね。父が有名な科学者で、昔からそういうものを見ていたので……あとは血筋とかですかね」
お父たまたまのおかげでおいら、お金持ち!
うっはうはだぜ!
ちなみにお母たまは画家で世界を飛び回ってるお!
金には困らない裕福な家庭だぜェ
「そうか、好きなことがあるのはいいことだね」
「…ありがとうございます?」
「ははは、なんで疑問系?
いいんだけどね
さて、そろそろ本題にうつるよ」
そういうと、脇役平凡先生は笑っていた顔から真剣な表情になった
うわー、まじかよ
何話すとか大体はわかるよ?だって俺、不登校児だし
大方、学校にこいよとかだろ?
めんどくせっ
「君はなんで学校にこないの?」
「いじめられてるんです」
嘘だけどー!
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