†ようこそ、我が城へ†

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桜が舞い散るこの季節、僕はちょうど新学期になる頃に阿修薔薇学園に赴任した。 前の学校では生徒や先生方と上手くやっていたし、期待の新人先生と、よく褒められたものだが、なぜかこの学園では上手くやっていけない気がする。 …まぁ、僕の思い違いだと思うし大丈夫だろう 深呼吸をして、目の前の扉を思いっきり開ける 「さぁーみんな席について下さいっ 僕はこの2年B組の担任になった島崎翔太シマザキショウタです。 新しくこの学園にきた先生なので、知らないことが多いですが、よろしくお願いしますね。」 ぺこりと頭を下げて、みんなの反応を待つ。 おっとその前に、皆さん初めまして。島崎翔太27歳独身でございます。 今年この学園に赴任したばかりなのにいきなり2年B組の担任を任せられました。 顔は平凡すぎて、何も言えませんよ 「うわっ……普通」 「イケメンが良かったのに…」 ほら、クラスのみんなにも言われましたよ。 少しショックですね。 あ、一応言っておきますが、僕は主人公ではないですよ。 主人公はそのうち出てきます。
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