1章 君と僕の出逢い

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「お前が怪我したって聞いて……俺は心配で心配で…」 すると、涙をポロポロと出した。 尚輝は体格に似合わず涙もろい。 死んだ訳でもねぇのに。 「大丈夫だって、そこにティッシュあるから」 俺は涙を長すぎ尚輝を見て苦笑いを浮かべ、消灯台の上にあるティッシュを見た。 「おう、さんきゅー」 ティッシュの場所がわかったのかティッシュを取れば涙を拭いた。 そのティッシュをごみ箱に捨てれば椅子に座った。 「なぁ春斗…お前さ………バスケ出来ないのか?」 少し時間を置いてからそう口を開いた。 言うと思った。 まぁ誰でも思うことだろうけど。 「ああ」 少し寂しげに俺は言った。
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