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小学校から始めたバスケ。
とうとうここで終わってしまった。
歩くことすら出来ない僕は当然バスケができるわけない。
将来も。
バタバタと廊下から走る音が聞こえる。
「春斗!」
勢いよくノックもせずに誰かが入ってきた。
「だ、大丈夫か春斗!?」
「大丈夫だって、尚輝」
コイツは高野尚輝(なおき)。
小さい頃からずっと一緒にいる。
幼馴染みというやつだ。
そして同じバスケ仲間。
「よかったーっ。春斗が事故ったって聞いて行こうとしたらダメって言われて…」
当然だろう。
昨日まで気失ってたからな。
「まぁとりあえず、座れば?」
突っ立ったまま座っている俺の顔をのぞきこむようにしゃべっていた尚輝に言う。
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