チェリーランド

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「忘れているかも知れないけど、ポイントいっぱい貯めて来たから大丈夫」 「でも、ほら。僕の制服、丈短いしちょっとね。だから、今日はやめて別の日とかの方が……」 情けないことばかり言ってしまう。 「別の日じゃ意味ないのよ。今日くらいしか暇じゃないし。それに、憧れていたのよね。制服デート。こっちでは当たり前……でしょ?」 「デ、デート!?」 嬉しそうに笑うサンタさんとは対照的に、僕の声は裏帰り、一気に緊張モードに入っていく。 一体、黒須は何を考えているのだろう? 「あ、あのさ。後で全額請求して返せないから、シネとかじゃないよね?」 この状況。黒須の狙いはそれかも知れない。
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