桜木ケント

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彼女の柔らかそうな唇が視界に入る。 「ごめん。一人で飲んじゃ、ダメだよね。ハイ、どうぞ」 「い、イヤ。良いよ」 物欲しそうに見えたのかな? 「良いから飲んで!」 彼女は半ば強引に缶コーヒーを差し出した。僕は慌てて穴の開いていていない方の手袋で受け取った。 てか、コレって間接何とかになるんだけど……。 チラッと彼女を見れば、満足そうに微笑んでいる。良いのかなぁ。
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