prolog 名もない招待状

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2月9日の朝のこと、僕にこんな内容の招待状が届いた。 何かパーティーの招待状だけど‥怪しすぎる。 まず『娼年』水月 鴉って書いてあるところ。 これは、僕のいるアングラな世界を知っていることになる。 しかも、かなり深いレベルで。 それに、どこかの娼館に属しているわけでもない僕の名前と、住んでいる場所を知っていた。 そして、差出人は名前を明かしていない。 怪しいと聞かれたら、とても怪しいと思う。 でも、だからと言って断ろうとも思ってない。 一つは興味があったから。
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