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「そ、そうか。それじゃあ仕方ないな」
気を取り直して次にいこうか。
と、その前に。
「聞きたいことがあるんだが、お前たちはどの程度の仲なんだ? アドレスも知らないとなると同じクラスメイトじゃないのか?」
少し間をおいてから、妹は小さく頷く。
「それで接点はあるんだよな?」
「……少し」
「そいつとどんな話をするんだ?」
「さあ」
なんだソレ。
「言いたくない」
随分と勝手な言い分だな。
「そいつと本当に仲いいのかよ」
「そう思うと……そんなに良くないかも」
呆れて溜め息が出る。
「なんでそんな奴をクリスマスにデートに誘うんだ? 俺が言うのも変だけどおかしいぞそれ」
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