≪第2章 12/??≫

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  ―――>??? ―――≫フローズンノース ホテルの一室 腹にかけてあった毛布を取って、目覚める。 布一つ纏っていない体に、冬の冷気が差し込んだ。 耳に感じたのは、ガタガタと窓を揺らす風と雪の吹き荒れる音。 時間は、朝3時半。 人によっては深夜に思うのだろう。 まだ地平の彼方にも朝の光が届かないのだから。 獣の朝は早い。 体を起こして、窓を開けた。 部屋の中に吹き込む冷気と、それに混じって入り込んだ霰がオレの体を打つ。 外は吹雪だ。 ――涼しいじゃねーかよ。  
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