≪第3章 12/14≫

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  ―――>ディオ ―――≫グリーク国 ディオの館 皇帝の間 夜。 皇帝マンモスの3本の牙を足に使ったテーブル。 その毛皮を使って作った皮張りのソファ。 クリスタル製のグラスに、氷とウィスキーを注ぐ。 いつものように、寝る前の酒を楽しんでいたんだ。 ――ドンドン―― ドアを叩く音。 「入るぜぇ~」 グリーク国は、クリスマスムード一色。 街を彩る装飾や炎の演出、恋人同士のうんぬんなんかは、興味がねぇな。 そんな時期に珍しく、オレの館に来客があった。 「おう」 ドアを開けた先にはドンと、その秘書で助手のクリスティがいた。  
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