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―――>ディオ
―――≫グリーク国 ディオの館 皇帝の間
夜。
皇帝マンモスの3本の牙を足に使ったテーブル。
その毛皮を使って作った皮張りのソファ。
クリスタル製のグラスに、氷とウィスキーを注ぐ。
いつものように、寝る前の酒を楽しんでいたんだ。
――ドンドン――
ドアを叩く音。
「入るぜぇ~」
グリーク国は、クリスマスムード一色。
街を彩る装飾や炎の演出、恋人同士のうんぬんなんかは、興味がねぇな。
そんな時期に珍しく、オレの館に来客があった。
「おう」
ドアを開けた先にはドンと、その秘書で助手のクリスティがいた。
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