≪第3章 12/14≫

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  オレのグラスを指さしながら。 「お楽しみの所、わりぃねぇ」 「かまわねーよ」 いつもの会話で答えた。 『P.ドン』。 オレより6つ年上の34歳。 良く言えば、ゆったりとした性格。 悪く言えば、怠け癖があるめんどくさがり屋。 酒好きなことと、奴のドライな性格は何かと気が合うんだ。 身長190cm。 口髭、顎鬚、肩付近まで伸びたドレッドロックスの髪。 髪先に付いた装飾が揺れている。 テンガロンハットに厚めのコートとブーツ。 腰に刺したのは『アムド』という銃だったな。 奴の得意分野は狩り。 生まれ持った才能だろうか、感が鋭い所がある。 とある事件も関連しているだろうが、気の抜けた性格はそんな性格の裏返しでもあるんだろうな。  
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