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ハァと大きなため息を吐き出したダイは、心底嫌そう。
「お前、俺が写真とか嫌いなの知ってんだろ」
「そんなの関係ない」
「目的は、何だ?」
「ミスになるためよ。手段は、選んでられない」
「ふーん。ミスになって、何したいんだよ」
「言われたの。ミスになったら考えてやるって」
「雄聖にか?」
「そうよ。だから、利用させてもらう」
ミスターはともかく、ミスは、カレシがいるとなれないという隠れたジンクスがあることを知っている。
単純に、学内では何処で聞き付けたのか、男性票がカレシ持ちには流れにくいということらしいのだが……。
「じゃあ、やってみればいい。お前の負けだから」
「何でよ!こんな普通な子に負けるはずないじゃない」
「それは、俺らが騒ぐことじゃない。決めるのは、学内の連中だ」
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